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二次創作 2022-06-14 この作品を通報する
のぞみ 2022-06-14 二次創作 作品を通報する

「魔法少女翔 〜若菜編 二次創作小説〜」

おはこんばんにちわ! さね野郎先生の代表作、「魔法少女翔」の二次創作小説を再び書かせていただきました!!! 今回のお話は…翔の魔法少女先輩の1人、へんたi…じゃなくムードメーカー、若菜のターン! 今...

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元になったシリーズ
魔法少女 翔

『魔法少女翔〜若菜編 二次創作小説〜』 「1」 〜高館小学校から下校中〜 俺、風穴 翔(かざあな かける)!小学五年生! 妹の代わりに「魔法少女」をやってるんだ! 男で魔法少女って変だけど…実は変身したら身体も「女の子」になっちゃうんだ!すごいだろ! 今日はすぐ帰っても暇だな、ちょっとアジト(魔法少女達の)に寄っていこうかな? 歩くの面倒だし変身して飛んで行くか…。 「あ!魔法少女!」 「ホントだ!南の方でよく見る子じゃない?」 「飛んでる〜!何処に行くのかな?」 「え?」 ざわつく周りの人達。 翔も空を見ると確かに「バット」を持った緑の魔法少女がアジトがある方向から飛んで来ている! 「うわっ、若菜じゃん。」 こちらへ飛んできてる魔法少女の名は「向谷地 若菜(むかいやち わかな)」。 翔の魔法少女としての先輩の一人で高校一年生。 南地区担当の魔法少女だ! 「クンクン……お、翔いた!」 翔の元へ着地する若菜! 「うわっ!何してんの若菜?」 「翔こそ〜!今からアジトに向かうとこ?じゃあ暇ね!ちょっと手伝って!」 「は?どういう…」 有無を言わさず翔を片手で抱える若菜。 「え?ちょ!何!?降ろしてよ!」 「急いでるから移動しながら説明するね〜!ほら、ちゃんとランドセル支えときな〜!若菜!行っきまーす!」 そう言うと若菜は地面を蹴り、一気に南の方向へ飛んで移動する!めちゃくちゃ速い!!! 「実はさ〜……ってアハハ!!!風の抵抗で翔の頬っぺたプルプルしてる!変な顔〜!」 「………!!!(か・風のせいで普通に喋れない!)」 「じゃあそのまま聞いててよ!実はあたしの地区で魔獣が出現したから今から退治しに行くんだけど〜…結構数が多いらしくてね。低級魔獣だけらしいから楽勝だけど、早く済ませたいから手伝って欲しいってわけ!」 「…。(何で俺が?って顔)」 「アジトで一緒に居たちさちさは「動きたくない。まぁ頑張って?(笑)」って言うんだよ!酷いよね〜泣いちゃうよ私!(泣くフリ)」 「…。(メンドくさい…って顔)」 「そんな訳で可哀想な若菜お姉さんのお手伝い!よろしくね〜翔!お礼はたっぷりするからさ!さぁ……めいっぱい飛ばせー!」 こうして翔は若菜の魔獣退治を手伝う事になった。 -------------------------------------- 〜数十分後 長者まつりんぐ広場〜 「ば…馬鹿な…これが魔法少女…!」 「ふっふっふっ。かかってくるなら…この如何ともし難い実力の差を!ちったぁ埋めてからかかってこいっ!最後の1匹〜!ホームラン!バスター!」 「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!(爆散)」 「それ悪役のセリフ…。それにしても若菜の炎攻撃もスゲェなぁ〜。」 大量の低級魔獣を翔と若菜2人がかりでついに倒した! 「というわけで戦闘シーンはカット!ま!主に私の活躍ばっかりだけどネ!(キリっ)」 「誰に話しかけてるんだよ若菜…?俺のバーストフォームがなかったら助ける人が多過ぎて手が回らなかったじゃん。」 「…………キャー!マジカルショーコチャンアリガトー!」 「うわっウザっ。」 「それより翔、用が済んだらさっさとズラかるよ!」 「え?何で?応援してくれたオジサン達や皆に挨拶…」 「あんたのやってるアイドルショー的なの私はやらないの〜!ほら早く!」 「え?待ってよ!…あとアレはヒーローショーだから!ヒーロー!」 「2」 〜アジト〜 「たっだいまー!途中で翔を拾って一緒に退治してきましたー!」 「無理矢理ね…あれ?」 アジトに入ったが部屋には誰もいなかった。 いつも寝てるうみねこ(マスコット)も出掛けているらしい。 「え…ちさちさ帰った?」 「…っぽいね。」 「ウソ!あたしを置いてったの!?退治しに行く時に『必ず、生きて帰る!愛してるぜ〜ちさちさ!』って言って飛び出してきたのに!」 「それは千紗姉も帰ってこないって思うかもね…。」 「マジか〜…じゃあ今日はもう帰ろ。」 「え!?」 「ん?……あ、手伝ってくれたお礼するの忘れてた(笑)」 「忘れないでよ!」 「そうさな〜翔、今日は頑張ってくれたし。うん、アソコが良い。」 「アソコ?」 「とりあえず翔、女の子になって。」 「え!?何で!?っていうか学校帰りだから女の子の服無いよ!」 「大丈夫〜大丈夫〜!前に使った衣装ケースに女の子の服、まだいっぱいあるから!(第6話 ロリ!!参照)」 「ぐっ…!また遊ばれる…!」 「ぐへへ。往生しぃやぁ〜翔〜!ひん剥くぜぇ〜!」 「いやぁ…!」 (お着替えタイム) 「…というわけで今回のコーデはザ・若菜セレクションでお届けしました。注目ポイントは激カワ雌パンツです!」 「いや!パンツは普通見せないよ!」 女の子に変身して着替えさせられた翔。 普段の若菜が着てそうなファッションになった。 「んじゃあ出掛けるよ翔。」 「何処行くの若菜?」 「あまりゆっくり遊ぶ時間はないからね。翔の帰り道に近い、私のおススメの場所に連れてってあげる!」 「???」 「3」 〜市内中心駅 シーガルタウン 店内フードコート〜 「うわぁ!食べていいの?」 「いいよいいよ〜今日は私の奢り!いっぱい食べな〜!」 「わーい!」 翔と若菜のテーブルの上には「煮干しラーメン・煎餅そば・おにぎり・飲み物(ジュース等)」などが並んでいた! 嬉しそうに食べ始める翔! 「どう?美味しい?」 「おいしい!(満面の笑顔)」 「んぐっ……確かにヤバいわコレ。キャプテンやちさちさが虜になっちゃうわけだ。」 「モグモグ……何?若菜?」 「いやいや〜ズズッ。(ラーメンをすする)翔も罪な女だねぇ〜って思ってさ。」 「???」 〜数十分後〜 「ごっつぁん!」 「えっ!?はやっ!?」 「(魔法少女の)仕事終わりだからねぇ。腹減ってたからペロリだわ。それにここら辺のお店は18時頃には閉まっちゃうからさ。」 「そうなんだ…じゃあ食べ終わったらもう帰るの?」 「まだ時間ちょっとあるから、翔が食べ終えたら最後にもう一軒行くよ。」 「もう一軒って…お腹いっぱいだよ俺?」 「アハハ、食べるとこじゃないから大丈夫…ん?いや食べるか?…まぁ大丈夫!」 「不安だ…。」 「あれ?若菜じゃん。おっす〜!何してんの〜?」 「あ!よっす〜今朝方ぶり!」 「…モグモグ。(誰だろう?)」 翔が食べ終わるのを待っていると、知らない女子高生の子が若菜に話しかけて来た。 若菜と同じ制服を着ている。高校の同級生のようだ。 「お?誰この女の子?」 「あぁこの子は〜…知り合いの子供でね!今日私が面倒を見てるんだ〜!」 「へぇ〜そうなんだ。こんにちわ。」 「こ・こんにちわ…。(上目遣い)」 「ひゃ〜可愛いね!羨ましいぞ〜若菜ぁ〜コイツぅ!あ、ゴメンね食べてる時に。じゃあ私向こうに座ってるから。またね若菜!」 「う〜っす。」 同級生の女の子がその場をあとにしたタイミングでちょうど食べ終えた翔。 「ご馳走様…ちょっとビックリした。」 「あの子?私のクラスメイト!ここら辺は女子高生とかも溜まり場でよく使うのよ。だからエンカウント率も高いんだよねぇ。」 「そうなんだ。意外、若菜友達いたんだ。」 「そうでしょ〜………って!どういう意味じゃい!」 じゃれつく若菜と翔であった。 「4」 〜近場の駄菓子屋〜 「あ!よかった〜まだお店開いてた!おばあちゃ〜ん!どうも〜!」 「あらぁ若菜ちゃん。いらっしゃい。ゆっくり見ていってね…って言ってもそろそろ閉店の時間だよ?」 「うん、ギリギリに来てごめんね〜おばあちゃん。」 最後に若菜が翔を連れてきた所は駄菓子屋だった。 昭和風な店内で趣(おもむき)がある。 若菜の行きつけの駄菓子屋のようだ。 「すげぇ〜!いっぱい駄菓子がある。」 「そりゃあ駄菓子屋だからねぇ。うひゃあ〜『ヤッター!めん』とか『ひやんこアイス』、「青りんごサワー』!買っとこ買っとこ!」 「…若菜ちゃん、その子はお友達かい?」 「あぁ、翔?友達って言うより私の弟みたいなもんだよ〜おばあちゃん!」 「翔…?弟…?女の子だよその子?」 「あ、ヤベッ…。そ・そう!妹みたいなもんだよ妹!アハハ…!」 「何やってんだよ若菜。(ヒソヒソ)」 「仕方ないでしょ〜たまにややこしくなるの〜。(ヒソヒソ)」 そんなこんなでおばあちゃんを誤魔化しつつ、店内の駄菓子を見て回る翔と若菜。 「お面」や「ぴーひょろ」。「フエラムネ」や「パチンコガム」などで遊んで駄菓子屋を満喫した! 他にも沢山の駄菓子を食べて回った! 「おやおや…確かにねぇ〜。」 「ん?どしたのおばあちゃん?」 「いやねぇ。その子、女の子なのにまるで男の子みたいにはしゃいでる姿が可愛らしくてねぇ。若菜ちゃんが弟って言ったのも何となくわかるよ〜。」 「「(ギクっ!!)」」 「でもそろそろお開きだねぇ。ごめんね若菜ちゃんお嬢ちゃん。そろそろ暗くなる時間だよ?」 外を見ると陽はすっかり落ちていて周りがどんどん暗くなっていた。 翔と若菜も楽しい時間はあっという間だということに気付く。 「うん、そうだね。おばあちゃん!センベエ汁のセットとかおまけしてくれてありがとう!」 「あ・ありがとうございます!(ペコリ)」 「いいのよ〜余っちゃったやつだから。また来てね若菜ちゃん。あと可愛いお嬢ちゃんも。」 「うん!またね〜!」 「さようなら〜!」 ---------------------------------- 〜帰路〜 「どうだったよ翔?私のおもてなしは?」 「うん、楽しかった!ありがとう若菜!」 「そりゃあよかった!」 「ところでさ…」 「ん?」 「俺、何で女の子になる必要があったの?別に男のままで良かったんじゃ…?」 「あ〜それは…そうだ翔!ほら、こっち寄って!」 「え?むぐっ!」 若菜は翔を片手で抱き寄せると、もう片方の手でスマホを持ちカメラを起動した。 カシャ! 「え!?ちょっと!」 「今日のプチデート記念!後でちさちさ達にも自慢しなきゃ!にしし!」 「まったくもう…」 「じゃあ翔、あとは自分で帰れる?それとも家まで送ろうか?」 「大丈夫だよ、そんなに遠くないし。それに俺もう小5なんだから平気だよ。」 「そっかそっか。じゃあ気を付けて帰りな〜。私はこっちだから。」 「うん、またね若菜!」 「じゃあね〜翔!」 分かれ道でそれぞれの帰る方向へ歩く、翔と若菜であった。 「あれ?結局理由聞いてない…そういえば「この服」もどうしよう。まぁいいか。早く帰らないとお母さんに怒られちゃう。急ごう!変身!」 --------------------------------------- 一方、ゆっくり歩いて帰る若菜。 「何で女の子にしたか…ね。そりゃあもちろん、『楽しい』からなんだよなぁ〜。男の子ver.の翔デートはちさちさと一緒にやったからね。(第19話 ダブルデート(後半) 参照)。」 今日の事を思い出してニヤニヤする若菜。 翔の帰った方向を振り返りながら、 「前回はまともな服のおさがりを用意できなかったから…今回『あげた服』、気に入ってくれたかな?まぁ若菜お姉さんからのサプライズプレゼントだ〜。翔!これからも魔法少女として、頑張れよ〜!」 おしまい

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