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北アフリカ大洋 2020-11-12 オリジナル 作品を通報する

理と教えの地

割とよく語られている剣と魔法の世界を自分なりに練り直したものになります。 今回は種族の話から外れて、魔法のちょっとした仕組みと宗教的なものにフォーカスを当てます。 この世界においてけっこう重要視さ... 続きを読む

この作品のシリーズ
酒場で語られる物語

世界は魔法が浸透しており、多くにおいてその技術が使われている。ただ便利なだけではなく、時に牙をむく物ともなり得るのは自動車に代表される機械などと変わらない特性なのかもしれない。ここで語られるのは、そういった事象とより密接な関係となっている「ある地方」についてである。今回は場面補足をしなくても会話が成り立つため、その辺りは語らないものとする。 ー=-=-=-=- 魔法を使う奴、特に魔導士においては意外とそうでない者よりも戦う前に深呼吸をする奴が多いんだ。 実際戦ってみればわかるが、モチベーション次第で魔法が失敗することもあり得るからな。 もっと言えば性格と得意とする魔法の分野もある程度関係がある。といっても流石に術式文に頼る魔術については影響が少ないがな。 そしてそこまで密接に関わるともなると放たれた魔法に術者の精神状態が載るんだ。 完全に証明されたのは最近の事になるが、言われてきたのはかなり古くからとなる。 それを裏付ける場所が存在している。 史実とされる冒険譚では定番のドゥーマ地方だよ。 魔力に残った思念が地脈を通って集まる場所がその場所とされているんだ。特に山脈はその影響が強いとされている。 ゆえに世界中の流れを反映する場所、と言われ続けているんだ。 ただ、そこに集まってくる思念がもたらす影響は良いとも悪いとも言い切れない。 というのも集まるのはあくまでもその時に感じたことが多いからだ。 裏を返せばその時に感じえないものはドゥーマには来ないってこった。 だからその影響を色濃く残し、かつ交通に利用されることもある山麓の森は現地から「反映の森林」と呼ばれている。 反映の森林にも多少動物はいるが、学術上思念体に分類されるものと遭遇しやすい。 旅人がひとたび通ればその思いに惹かれて思念体が集まり、引き寄せられた奴らによって旅人はその心を試される、と言い伝えられている。 それこそ人を変え得る程に、だ。通る者を皆廃人に変えてしまうことも世界情勢によってはありうる。 そんなドゥーマ地方だからこそ、そこに住む民はその地の特性と付き合っていく必要があると考えられていた。 そこは意思が集まる地、近ければ近いほど与える影響は大きい。 それを後の代に伝えるためにドゥーマの民はドゥーマの霊峰に一つの意思があると考えた。 ”我らは霊峰の監視の元にあり、霊峰の持つ誇りを死守する必要がある”とな。 後にそれは「ドゥーマ教」と呼ばれ、その教えは厳格なルールに縛られている。 そのドゥーマ教もただ厳しいだけではなく、娯楽も適度になら奨励していた。 闘技場が今に残るのもドゥーマ教の庇護があってのものだと言われている そんなドゥーマだからこそ感情を反映したようなものが生まれることもある。 例えば小人がエルフに変異した場所もドゥーマの影響強き反映の森林と言われている。 それにかの有名な大悪たる魔王ワーマーが生まれ、各国侵略の本拠地にしたとされる場所もドゥーマ山脈に属する霊峰の一つだったらしい。 なるべく最近のモノでいうならば反映人格王権システムのノウハウも、だな。 その昔にドゥーマの性質や教えを元に始まった研究の賜物だそうだ。 その辺りは俺も詳しくは知らないが結構難しい問題があるらしい。言っておいて情けないが、その事情については詳しくないんだ。 …話が逸れすぎたか?戻そう。 そのうちドゥーマに集まる思念がどこから発生されるかについての研究が始まった。結果は最初に述べたとおりだ。 どうだ、疑問は晴れたかな?…おう、よかった。役に立てたのなら何よりだ。


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