「魔法少女翔〜温泉編 二次創作小説〜」
またまた書かせていただきました!
さね野郎先生の代表作。「魔法少女翔」の二次創作小説になります!
今回は「第2話 保険体育!!」で登場した「沢の熊温泉」を舞台にした翔の物語!
最初は凛さんと天空で入った温泉だが、はたして今回は誰と温泉に入ったのか!?
前半と後半で比較できる話になっていますのでお楽しみいただけたら幸いです!
(八戸市に行ったら「沢の熊温泉」のモデルになった温泉にも絶対行ってみたいと思いました!!)
「魔法少女翔〜温泉編 二次創作小説〜」
またまた書かせていただきました!
さね野郎先生の代表作。「魔法少女翔」の二次創作小説になります!
今回は「第2話 保険体育!!」で登場した「沢の熊温泉」を舞台にした翔の物語!
最初は凛さんと天空で入った温泉だが、はたして今回は誰と温泉に入ったのか!?
前半と後半で比較できる話になっていますのでお楽しみいただけたら幸いです!
(八戸市に行ったら「沢の熊温泉」のモデルになった温泉にも絶対行ってみたいと思いました!!)
シリーズ
魔法少女 翔タグ
投稿
『魔法少女翔〜温泉編 二次創作小説〜』
「1」
〜風穴家 翔の部屋〜
「(コンコン ガチャ)お兄ちゃん!温泉行こっ!」
「どうした天空(そら)……って温泉?」
俺の名前は風穴翔(かざあな かける)!小学生5年生!実は妹のかわりに魔法少女やってるんだ!いつでも変身できるんだぜ!しかも女の子の俺って美少女で可愛いんだよなぁ〜!まぁ詳しい話はまた今度…って事で。
今俺は妹の天空から急に温泉に行こうと提案されている。
「うん!凛お姉ちゃんと最初に行った『沢の熊温泉!』(第2話 保健体育!!! 参照)お母さんが今日一緒に行こうって!」
「お母さんが?わかった、すぐ行くよ。」
部屋を出ようとする翔。
「待ってお兄ちゃん。」
「ん?」
「そのまま行くつもり?」
「? あぁ、タオルとか着替えちゃんと持って…」
「それは私が用意するよ。…そうじゃなくって。」
「なんだよ?」
「………ふふん。(ニコニコ)」
「…?ま・まさか。」
-----------------------------------------
〜1時間後 沢の熊温泉 番台近く〜
「翔、天空。はい、2人分の券よ。」
「わーい!」
「…お・お母さんやっぱり俺男湯で…!」
「あらあらダメよ翔。他の人も居るんだから今はちゃんと「女の子」らしく喋らなきゃ。」
「うぅぅ……。」
そう…今俺は「身体だけ女の子に変身して」家族と温泉に来ているのだ。
……って!天空が持ってきてくれた着替えも女の子の服しかないじゃないか!くそぉ〜計ったな〜!
「だって翔。女の子になれてからまだ一度もお母さんとお風呂入ってくれないじゃない?いい機会でしょ?」
「お母さんとのお風呂はもう卒業したもん!天空もでしょ!?」
「う〜ん、そうだけど温泉では結局お母さんといつも一緒だし。」
「ぐっ…。」
「ともかく、早く女湯に入るわよ2人とも。」
「あ〜ちょ…まっ…あぁ〜……」
「2」
〜沢の熊温泉 温泉室内〜
「………ッ!(ひ・人が多いっ!俺ココにいていいの!?)」
「お兄ちゃん?どうして私の後ろに隠れるの?」
「だ・だって…!」
「ほら翔。お風呂の前にしっかり身体を洗うのよ。かけ湯をしたらこっちにいらっしゃい。天空もね。」
「「は〜い!」」
しっかり身体を洗ってからお風呂に入る風穴家。
「はぁ〜………生き返るわぁ〜……。」
「ねぇお母さん。大人の人ってお風呂入るといつもそう言っちゃうの?」
「お母さん、家事とかやっていると体があちこち固くなっちゃうから…。天空にもいつか分かるわ。」
「そうなんだ…。お母さん、何かおうちで手伝えることがあったら言ってね。」
「あら、いい子ね〜天空。ありがとう。あとで好きな飲み物買ってあげる。」
「わ〜い!」
一方その頃翔は…
「(ブクブクブクブク)」
鼻までお風呂に浸かって恥ずかしがる顔を隠していた。
「こら翔。お風呂の中でブクブクしちゃダメよ。」
「ぷはっ…は〜い。」
「それにしても…タオルで髪を巻くの上手ね翔。」
「え?あぁ…うん。めんどくさいけど凛さんが覚えておけって。」
「凛さんって、翔がよく話しているお世話になってる人?」
「そうだよ〜お母さん!とっても綺麗なお姉さんなの!」
「う・うん。」
「あらあら。お会いしたらちゃんとお礼を言わなければいけないわね。」
「あははは…。」
「…翔。(ジーっ)」
「えっ?今度は何?お母さん?」
「…うんうん、やっぱり私の子ね〜。そっちは将来きっと大きくなるわよ。」
「何が……ハッ!?(目線の先に気付く)」
「おっぱい?(ニコニコ)」
「……え・えっちだよ!お母さん!(顔真っ赤)」
その後、露天風呂・炭酸風呂と色々なお風呂に入っていく風穴家。
そしてもう一つ、女湯にしかない風呂が存在する。
「うわ〜!何このお風呂!炭酸風呂じゃないのに体にツブツブの泡が…!」
「翔、ここは『ビースキン湯』よ。この気泡が体の老廃物を取り除いてくれるから『温熱効果』や『リラックス効果』が得られるらしいわ。はぁ〜……あたたかい。」
「ホントだ…なんだか身体がポカポカする。」
「ツブツブ泡たくさん体に付いてきて面白い〜!」
「あまりはしゃいじゃダメよ2人とも。まだ子供なんだから。無理して長風呂をしないようにね。」
「大丈夫だよお母さん、俺男だからお風呂だって100以上は数えられるよ!(ドヤっ)」
「………翔?」
「え?」
「今は「女の子」でしょ?」
「あっ……そ・そうだけど〜。」
「てぃひひ。」
「ふふふ。」
「笑わないでよ2人とも〜!」
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〜沢の熊温泉 番台近くの自販機〜
「「ごくっ…ごくっ…ぷはぁ〜。」」
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳を美味しそうに呑む翔と天空。
「いい飲みっぷりね〜2人とも。さてと…。」
「お母さん?どこ行くの?」
「お母さんちょっとだけマッサージ行ってくるわね。30分だけ。ちゃんとお留守番できる?走り回っちゃダメよ?」
「「は〜い!」」
「じゃあ行ってくるわね。」
もみ処 ほぐしや(マッサージ屋さん)に向かう翔ママ(美香)。
ソファーに兄妹仲良く座って待つ。
「ねぇお兄ちゃん、さっきの『ビースキン湯』って女湯にしかなかったんだって。」
「へぇ〜そうなんだ。」
「それじゃあ、男湯にも男湯にしかないお風呂ってあるのかな?」
「どうだろ…?今度来た時は男湯行って確かめてみるか。」
「うん!お願いね!…わぁ〜お兄ちゃん、お風呂上がりで頬っぺた真っ赤っかでモチモチだねぇ〜。」
ぷにぷに
「にゃ…それを言うならお前もだろ〜この。」
むにゅ〜
「ひゃ…ひっぱらないへよ〜おにいひゃ〜ん!」
「あはは!変な顔〜!」
「むぅ〜!」
こうして風穴家一行は沢の熊温泉をあとにし、家へ帰るのであった。
そして………………。
「3」
〜別の日の平日 沢の熊温泉 番台前〜
「え〜っと500円玉入れて、ポチッと。よし買えた。」
というわけで、家族と温泉に行ってから数日後。
今度は俺1人で沢の熊温泉にやってきた。
今日は男湯に入るために、人が少ない時間を狙って学校終わりに一気に飛んでやって来た。
「すぐ着くために魔法少女に変身してホントに飛んで来たんだけど…大丈夫だよな?あはは…」
じゃあさっそく男湯に…。
「あれぇ!?翔じゃん!!」
「あら、偶然ね。」
なんだか聞き慣れた声が後ろから…。
「うわっ!何でここにいるの!?」
なんと、翔と同じ魔法少女で先輩である「若菜(わかな)」と「千紗(ちさ)」がそこにいた!
2人とも高校の制服姿である。
「いや〜今日は学校がいつもより早く終わる日でね〜。連絡したらちさちさの方も早く終わってたから久しぶりに温泉でもどうかな〜?って。」
「私は普通にお茶して帰りたかったけどね。」
「へ・へぇ〜そうなんだ〜。」
「翔も温泉入りに来たのね。1人?」
「う・うん。実は妹に男湯の…」
「じゃあウチらと一緒に入ろうよー!前にキャプテンと行ってた映像見て私も翔と入りたかったんだよねー!(第24話 総集編参照)」
うっ…やっぱり。確かにあの時そう言ってた気がする。
「で・でも若菜。俺今日は男…」
「あぁ〜『強制変身』。」
シュン!
若菜によって強制的に身体だけ女の子にされた翔!
「なっ…ちょっと!」
「はい!これで問題ないねー!行こう行こうー!」
「待ってずるいよソレ!俺できないのに!引っ張らないで〜!」
「諦めなさい翔。私も諦めた。」
「男の服のままはマズいって〜!アッ〜!」
〜脱衣所〜
中は前回家族と行った時と違って人がいなく貸切状態だった。
さっそく衣服を脱ぎ始める3人。
「ほぉほぉ…小学生にしては結構膨らんでますな〜翔。」
「み・見ないでよ!変態…。」
「良いではないか〜良いではないか〜女の子同士なんだから〜!」
「だって若菜変態なんだもん。」
「激しく同意。」
「えぇ〜ん。(嘘泣き)酷いよ〜ちさちさまでぇ〜!ん?ちさちさ、また体にタオル巻いてる〜。」
「…だから何よ。お風呂入るまではいいでしょ。」
「ちさちさって肌も綺麗だよね〜。さすが名門お嬢様学校のJK。いつもどうやってケアしてるの?」
「馬鹿菜はやりそうに無いから教えない。そんな事より早く入りましょう翔?」
「う・うん。」
「おぉ〜い失礼だぞぉ〜!待て待てぇ〜い!」
「4」
〜身体洗う所〜
「っしゃあ!さっさと体洗ってお風呂入らなきゃね〜!」
フェイスタオルにボディソープを付けて豪快に体を洗う若菜。
一方、千紗は…
「え?すごい泡が出てる。ソレなぁに?」
「あら?翔はコレを見るの初めて?コレは『泡立てボール』よ。泡がすぐできるし、タオルよりもこっちの方が肌への刺激も少ないの。泡が見やすくもなるから洗い残しも防げて便利なのよね。」
「ほぇ〜。」
「…翔も使う?」
「いいの?ありがとう!(新しい玩具を得た子供の満面の笑顔)」
「ぐっ……お風呂だからいつものスマホを持てないのが残念ね。今の顔保存したかったのに…。」
「うわっ!泡すっげぇ〜!」
「終わり〜!先に一番風呂いただくね〜ちさちさ〜翔〜!」
「洗うのはやっ!くそぉ〜俺も…」
「翔、慌てなくていいわよ。若菜に合わせないでゆっくり体洗いなさい。」
「う・うん。」
〜inお風呂〜
「はぁ〜…生き返るわぁ〜…!貸切なのも最高〜。」
「…?若菜も体が固いの?」
「は?」
「ぷっ…!翔がおばさんくさいって〜若菜。(ニヤニヤ)」
「いやいや固くないし!まだそんな年じゃないから!」
風呂から立ってポージングする若菜。
「元気満点、現役女子高生です!(キリッ)」
「はいはい、分かったから座りなさい。」
「………。(ブクブクブクブク)」
「あら、どうしたの翔?」
「今更だけどさ…2人は気にしないの?」
「「何を??」」
「い・一応俺「男」なんだけど。」
「「……………ぷっ!アハハハハハ!!!」」
同時に笑う若菜と千紗。
「ほんっと今更すぎるわ〜!へーきへーき!むしろ今見とかなきゃ損だぞ〜ホレホレ〜!」
「わぷっ…いいってそんなに見せなくて!」
「初心(うぶ)よの〜!目を逸らすな翔〜!」
「ま。翔が中学生とかだったら意識してたかもだけど……今は見られても別に問題ないわね。」
「まぁちさちさは見てもらう胸ぇ〜…無いからねぇ〜。」
「あ゛っ゛??? ○すぞ???」
「ひぃっ!冗談っす冗談…!わぁっ!お風呂で変身して武器出さないで〜ちさちさ!!!」
-------------------------------------
〜沢の熊温泉 自販機前〜
髪を乾かす前に自販機で飲み物を買う翔と若菜。
(千紗は髪を乾かし中)
「ほれ翔!風呂上がりのカルピス!」
「ありがt……うっ。」
「え?どったの翔?……あ。ごめんごめん!これダメなんだったっけ…?(第4話 カルピス!!参照)」
「…ううん。もう平気だよ。ちょっと思い出しちゃっただけ。ありがとう若菜。」
「ぐすっ…ええ子やなぁ翔!もう一本サービスで何かジュース買ったる!」
「お腹タプタプになっちゃうからいいよぉ〜。」
〜髪を乾かす所〜
千紗に髪を乾かしてもらってる翔。
「髪の毛サラサラ…ちゃんと手入れしてるのね翔。それともまだ子供だからかしら?」
「う〜ん、変身したらいつもこうなってるからよく分からない。たまに髪型変える時に髪をとかしたりはちゃんとするけど。あっ。」
「どうしたの?」
「ねぇねぇ。俺の髪でちさ姉の髪型作ってみてよ!どうやって作ってるか見てみたい!」
「あら、いいわよ。ちょうど髪が乾いた所だし。じゃあまずは…。(翔が私と一緒の髪型に…!?なんて幸せな作業なのかしら!)」
髪型を作ってる最中、ヘラヘラ顔が止まらない千紗であった。
--------------------------------
「じゃあ気をつけて帰りなよ翔〜!」
「またね翔。今度は自分で作った私の髪型見せてね〜!…はぁ〜可愛かったわ〜。」
「うん、分かった〜!またね〜!」
外に出たらさすがに男の服のままなので変身を解除した翔。
身体はポカポカだ。
「この時間のお風呂ってなんか変な…いや、メッチャ気持ちよかったな〜。さて…俺も帰るか。…何か忘れてるような?まぁいいか!」
ウキウキしながら帰りは歩いて帰路につく翔であった。
「お兄ちゃんおかえり!男湯の方に特別なお風呂あった?」
「…………あっ!!!」
おしまい。