『魔法少女翔 〜翔修行編 二次創作小説〜』
久しぶりに「魔法少女翔」の二次小説を書きました!奮発して2作分!お楽しみいただければ幸いです。
1作目は「14話 ジャスコ再び」より前のお話。
翔の新たな修行は成功するのか!?(TS魔法少女の恥ずかしがる姿はいいものですな、ぐへへ←)
『魔法少女翔 〜翔修行編 二次創作小説〜』
久しぶりに「魔法少女翔」の二次小説を書きました!奮発して2作分!お楽しみいただければ幸いです。
1作目は「14話 ジャスコ再び」より前のお話。
翔の新たな修行は成功するのか!?(TS魔法少女の恥ずかしがる姿はいいものですな、ぐへへ←)
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『魔法少女翔 〜二次創作小説 翔修行編〜』
「1」
〜魔法少女アジト(プレハブ)〜
「翔、技を増やすのじゃ!(ドン!)」
俺、風穴翔!小学生5年生……の目の前に、俺を魔法少女にした(させてしまった)不思議な生き物「猫神(通称:うみねこ)」がゼロ距離で迫る。びっくりした。
「な・何だよ急に…それにドン!って口にまで出して。」
「前回のように出番が無くなるのは御免じゃからな!」
「???」
「うみねこの言う事も一理あるな。」
近くにいた凛さんがコーヒーを飲みながら言う。
「だからその名で呼ぶな!猫神さまと呼ばんか!」
「低級魔獣を倒せるようになったとはいえ、まだお前は持ってる技が少ないし威力もまだまだだ。」
「え…神様を無視…?」
「女の子を極める事も行いつつ、技の種類を増やすのも悪くないかもしれないな。」
「う・うん。なるほど?」
よくわかないけど俺が強くなる特訓の話だな!ならちゃんと聞かないと!
そして若菜と千紗も話に加わる。
「ならさ〜私に良い案がある!」
「どうせバカ菜の考えることだからきっと面倒な事よ翔。」
「バカ菜じゃない!わ・か・な!翔ならアレがいいんじゃない?私達ができないようなアレ!」
「え?若菜や凛さん達ができないような事?何それ?」
「それはね〜……これ!」
若菜がスマホを取り出し調べて見せたのは…。
「え!!??」
「ほぅ、なるほど。」
「確かに私たちには無理ね、いや無理ね絶対。」
「それじゃあさっそく外でやってみよー翔!」
「え…え〜!!??」
「2」
〜アジト外〜
「うぅ〜……」
魔法少女に変身して外に立つ翔。
それを後ろで見守る凛・若菜・千紗・うみねこ。
「やっぱり嫌だよ〜!」
「翔〜何言ってんの〜!技も増えるし女の子も鍛えられるから大丈夫だぞ〜!」
「今更何を恥ずかしがるのだ翔。私の家でもやっただろう。」
「そ・それは…。」
「え?キャプテン、その話詳しく…グエッ!」
「バカ菜うるさい。ほら翔、さっさとやっちゃいなさい。」
「う・うん…」
嫌だなぁ〜……でも強くなるにはやるしかないか。
……スゥ〜〜〜。
「さぁ行くよー悪者さん達!☆これでお終い☆ くらえ〜キュアキュア〜レインボーバーーースト!!☆☆☆」
「………。」
「………ふひっ。」
「………何も起こらんのぉ。」
「……ピロン!(録画完了)」
「うわぁぁぁぁぁん!!もぉやだぁぁああ!!」
顔を真っ赤にして泣き崩れる翔。
「あ、ゴメンごめん翔!ついカッコよくて見惚れちゃってたよ〜!!」
「嘘だぁ〜!えぐっ…グスッ…」
「ふむ、ビームの類は出なかったか。いや、もしかしたら「双子はキュアキュア」のようなステッキを持っていなかったからか。それとも…」
「さすがキャプテン!こんな時でも冷静な考察!そこに痺れる憧れるぅ!」
「はぁ〜…可愛かったわ〜ご馳走様。(ヘラヘラ)」
「もぉ!ソレ消してよー!」
「3」
〜まだアジト外〜
「いけると思ったんだけどな〜双子はキュアキュア作戦。」
「もう2度とやらない。(スッ)」
「こらこら翔、変身はまだ解くな。」
「えぇ〜何でよ凛さん。(シュッ)」
「どうやら技の種類を増やすのはまだ難しいようだがせっかくだ、他の特訓をしよう。……そうだな、今お前が持ってる物を増やす…というのはどうだ?」
「え??」
俺の持っている物……持っている物…。
そうだ!
「思いついた!ちょっと見てて!」
「うむ。」
「え?何何?何すんの翔?」
「……。(スマホを構える千紗)」
「せ〜の!よっ!」
いつもの様に木刀をイメージで錬成した翔。
だが今回は…。
「おっ!?」
「どう!?二刀流!! さらに〜…」
グサっ!!
地面に木刀を一本突き刺したと思ったらすでに翔の手にはもう一本の木刀が!
「ふむ、木刀を連続で生み出したか。」
「うん!前に1人で戦った時、魔力がある限り無限に木刀を生み出せるのを見つけてさ。あの時は無我夢中だったけど今回はこんな風に。えい!やぁっ!……手放してもすぐ攻撃できるよ!」
「ほえ〜なるほどね。やるじゃん翔!」
「そうだ!木刀をたくさん広げれば…」
自分の周りに数本の木刀を突き刺し、手持ちの一本を天に掲げる翔。
「行くぞー!雷神剣ー!!」
ドォォォォオオオオン!!!!ピシャァァ!!!!
翔の持つ木刀と地面の数本に大きなカミナリが落雷する!
黒焦げになる地面。
「どう!?威力も上がるしチョーカッコいいでしょ!?」
「…………あ・あぁ凄いな翔。」
「でしょ凛さん……あれ?どうしたの皆。」
「いや、お前な…」
「ほら〜ちさちさ!カメラ撮ってないでコレ早く消すよ〜!」
「ふぅ、はいはい。変身してやった方が早いわね。チェンジ!」
「………あっ!!!」
「こんな林の中でソレをやると木々に火がつくからもうやるんじゃないぞ?」
「4」
〜アジト(プレハブ)の中〜
「ごめんなさい…迷惑かけちゃって。(シュン)」
「まぁ気にしなくていいって翔。カミナリすっごい威力だったし木刀の新しい使い方とか見つけてよかったじゃん!」
「技は女の子っぽいものじゃなかったけど。可愛い翔の努力する姿はいつ見ても良いものね。」
「え…カッコいいんじゃないの…?」
「だがあのカミナリの技は使う場所を考えてやるんだぞ。敵のいる居場所とかならいいが、狭い公共の場などではダメだ。」
「…うん、わかった。」
「さて、では……」
「んじゃあ!今日の翔の修行はここまでって事で!年が変わるまでしばらく会えないだろうし、皆で忘年会やろー!今から!」
「「「「今から!!??」」」」
「ふ…ふ…ふ…料理は任せなさいな。このシェフ若菜が腕をふるってしんぜよう!」
「はぁ、全くお前は急だな…冷蔵庫の中身を確認するか。千紗、テーブルの準備をしてくれ。」
「りょーかい。あ、翔はゆっくりしてていいわよ。暇ならさっき撮った翔の修行風景の動画見る??」
「いや、俺も手伝うよ……って!最初のやったヤツまだ消してないの!?待って〜消してよ〜!」
「嫌よ〜可愛い翔を残しておかなきゃバチが当たるわ。」
「コラ〜走り回るな!テーブルの準備をせい!」
こうして、今日俺の魔法少女として強くなるための修行は終わった。これから冬休み&年越し!じいちゃんからまたお年玉貰えるぞ〜!やった!
お楽しみは、これからだ〜!!
完
「ワシ、来年消えてないよな?ワシおるよな??」